りんご堂治療院


痛みの仕組み



痛みとは

痛みと向き合うことが治療の始まり・・
私たちは痛みをどこで感じているのでしょうか?
損傷したからだの部位?こころ?脳?
どこだろう?

怪我をした局所はもちろん痛いけれど
たとえば切断したはずの足が痛い(幻視痛という)こともあります。
この場合は脳に残る足の感覚が傷みを生じさせています。
痛みは非常に複雑な構成になっていて局所の問題から
それを感じ取る脳まで複雑に絡み合っています。

このことは、痛みに対して過剰に不安や恐怖を抱きすぎると
更に痛みに敏感になり、実際の痛み以上に痛み感覚が増幅され
過剰に痛みを感じるようになることを意味しています。

『治るでしょうか?また再発したら不安で・・。』

いけません!『治すぞ!』という意気込みが一番大切なことです。


治療とは私たち術者と患者さんの二人三脚により行われます。
たくさん不安もあると思われます。だって痛いんですものね。
けれど、患者さんのたくさんの不安は私たち術者が抱えます。
術者は当然ですが毎回最大限の効果が発揮できるよう真剣に取り組みます。

患者さんは治療に関してどうか術者を信じてください。
そうして不安にならずご自身でできることを行ってください。
つまり、生活の改善、養生ということです。
そして何よりも、患者さんご本人の治すぞという気力が必要であり
私たち術者はそのお手伝いをするということです。


病と自分と術者と向き合うこと。全てが真剣勝負です。

治すのは患者さんご自身です。
より健康になりたい!という気持ちがあってこそです。
私たちは誠心誠意お手伝いさせていただきます。


痛みの原因

痛みの歴史は体の歴史


体の構造的な変性は急に起きるものではありません。
人は皆、ゆっくりと磨耗しながら年老いています。

これは全ての人に言えること。
成長期を過ぎた段階から、いえ、生まれた段階から
既に老化が始まっています。


私は体の不調を『年です。老化現象ですね。 』とか
ストレスですね。ストレスをなくして下さい。 』とかで
片付けてしまうのは嫌いです。


そんなん、誰でもそうやんけー!
それで片付けるな!!どないせいっちゅうねん!
そこからより楽に生きる為にどうにかしてくれー!


・・・と思うのです。



どこかが痛み、病院でレントゲンを撮ってもらうと
『少し骨が変形していますね。老化の一種です』と言われ愕然とする方は多いでしょう。
老化による変形でなくても、使いすぎや疲労蓄積による変形などもあります。


病院による検査で自分の体の現状を知ることはとても重要ですし
もしかして何か重大な疾患が隠れているケースもありますので
やはり精査してもらうことは重要な意味を持ちます。


しかし、原因が『変形が起きている』ということ以外わからないとき
その先はどうにも対処をしてもらえません。
せいぜい薬、シップ、注射、そしてリハビリとして牽引か電気くらいです。
まあこれは、レントゲンくらいでは骨の状況しかわからないので
それしかなす術がないといえるかもしれません。


でも、本当に変形=痛みなのでしょうか?
変形だからと、それで痛みをあきらめられますか?

変形=痛みではない!

体は変形していくもの


人の体は歪んでいます。
それはその人の生きてきた歴史。
長年の姿勢や体の癖、運動歴、生活習慣などにより歪みが発生しています。
痛みが発生して初めて、たまたま病院で検査し変形に気付くだけで
おそらくほとんどの人に大なり小なり変形は起きているといえます。


しかし多くの場合変形があっても痛みは発生していないのです。
痛みが起きる原因は筋肉の異常な硬さ、それによる血流障害がほとんどの原因です。

 


●たとえばヘルニア

ヘルニアとは椎間板の突出です。
ヘルニアが周辺の神経根を圧迫します。
しかし圧迫だけで必ずしも痛み症状が出るわけではありません。
圧迫により血行が悪くなり神経の根元に炎症が波及し痛みが発生します。
痛みは変形の有無ではなく、神経根の炎症の有無により発生するのです。

骨が変形しても、軟骨がすり減ってもそれ自体が痛みになるのではないのです。
変形の起きた周辺部位の筋肉の硬化、血流の悪化、それにより炎症が起きること、それが痛みになるのです。


筋肉と血流

筋肉と血流が全ての鍵



体の健康のポイントは筋肉と血流です。
筋肉だけはいくつになっても鍛えることができる頼みの綱です。
また死ぬまで血液は流れ続けます。


いかに良い筋肉を、よい血液循環を維持するか、これこそが健康のキーポイントです。


逆に痛みは、特別大きな原因で発症するというよりも実際は筋肉の硬化・血流の悪化が原因となった筋肉性由来の発痛が大半 を占めているのです。

●骨・軟骨の変形でも・・
骨や軟骨自体に神経はないのでそれ自体で痛みを起こすことはありません。
痛みの原因はその周囲にある筋肉や腱、時には関節包の炎症 です。


●神経痛でも・・・
神経の根本が圧迫されると循環が悪くなり神経が炎症を起こすことで、痛みや痺れが発生します。神経を圧迫する多くは、実は筋肉の硬化が大半 なのです。


●筋肉痛は・・・
筋肉に強い力が加わったため筋肉が引き伸ばされ、部分的な筋肉の捻挫となり筋肉炎症を起こした状態。俗に言う”筋違え”です。


●慢性病は・・
慢性的な痛みとは血液循環の悪さにより筋肉が硬くなって疲労し凝り感や鈍痛を生じます。それがまた血液循環の悪化→組織が硬くなる→筋肉にコリと悪循環です。


骨の変形やヘルニアなどの組織の不可逆的な(もう戻らない)変形があっても
圧倒的に筋肉、靭帯、神経の炎症、循環障害などの可逆的(戻る)な原因により痛みは発生 しているのです。